外国人の妻(夫)と日本で暮らすことになったから配偶者ビザが欲しい!
この記事では配偶者ビザが今すぐ必要な人に向けて書いています。
・配偶者ビザの申請を自分でやろうと考えている。けど自信が無い。
・行政書士に配偶者ビザの申請依頼を考えている。けどまだ決まってない。
そんな人にとってこの記事は参考になります。
この記事は、どのような方法で配偶者ビザの申請するか、最終的な意思決定の後押しになるはずです。
配偶者ビザは行政書士に依頼すべきか?
配偶者ビザだけでなく、ビザ申請をする人は大きく分けて以下の2つのタイプに分かれます。
①自力で申請する人
②行政書士等の専門家に依頼する人
それぞれ理由があってどちらかの方法で申請をするのだと思います。
自力で申請する人なら、
・申請書を作成する時間がある
・少しでもお金を節約したい
などが理由として挙げられるでしょう。
一方行政書士に依頼して申請する人は、
・忙しくて時間が無い
・お金を払って時間が買えるなら買いたい
・どうしても一発で許可が欲しい
等の理由があるでしょう。
どちらにせよそれぞれメリットがあり、自分の今の状況に合わせて申請方法を検討していく必要があります。
以下では、それぞれのメリットを詳しく解説していきます。
配偶者ビザについて基本が知りたいという人は以下の記事を参考にしてみてください。
配偶者ビザを自力で申請するメリット
配偶者ビザを自力で申請する一番大きなメリットは専門家に依頼する費用が掛からないことが一番でしょう。
ビザ申請代行費用が掛からない=他の支出に充てられます。
後述しますが、行政書士等の専門家に書類作成を依頼すると、安くない代行費用が取られます。
また、一度不許可になった事例やオーバーステイ歴がある場合などの難しい案件では、更に加算料金がかかってしまう行政書士事務所が多く、総額では20万を超える場合もあります。
現時点で配偶者ビザが欲しいという人は、恐らく結婚式費用や同居費用等、様々な出費もこの先考えられるでしょう。
それを考慮に入れると、自力で申請すれば申請代行費用を抑えられて、それを他の出費(例えば結婚式)に充てられますので、大きなメリットがあると言えます。
以下、自分で申請するのが向いている人をまとめました。
自分で申請することが向いている人
・時間に比較的余裕があり、平日の日中も動きやすい人
・費用を何としてでも抑えたい人
・役所からの書類収集や書類作成が得意な人、苦にならない人
お金はかけたくないけど、書類作成に自信が無い人の裏技
お金はできるだけ掛けたくないが、書類作成に自信がない人は多いと思います。
そんなあなたに裏技があります。
それは、申請書類を部分的に外注して作成するという事です。
そうすれば、費用はかなり抑えられ、より完成度の高い書類を用意することができます。
配偶者ビザの申請は、提出すべき書類が多いことに加えて、「申請理由書」の作成といった作成に時間に掛かる書類も提出が推奨されます。
それが中々ボリュームがあり、初めての方は何を書いてよいかわからず、多くの人がつまずいてしまいます。
そこで、そのような作成時間を要する(難しい)書類だけ行政書士等に依頼し、他の書類を自分で収集・作成するようにします。
申請理由書の内容や書き方を知りたいという人は以下の記事を参考にしてみてください。
配偶者ビザを行政書士に依頼するメリット
行政書士に依頼するのには費用が掛かりますので、依頼するメリットはあって当然です。
費用を負担してでも依頼する価値はあるか、という視点からメリットを見ていきましょう。
時は金なり。手間が圧倒的に省け、時間が生まれる
配偶者ビザの申請は、用意する必要がとても多く、上述の理由書のように作成が必要な書類もありますので、申請書類をそろえるのにも一苦労です。
どれだけ必要書類が必要か気になる人は以下の記事を参考にしてみてください。
書類をもらうには役所に平日出向きます。
書類作成で分からないことがあれば、その都度相談窓口に問い合わせる必要があります。
また、管轄の出入国在留管理局には平日に直接出向いて申請する必要があり、長時間待たされることも考えると、申請書を提出するだけで丸一日潰れてしまいます。
行政書士に依頼することで、これらの手間が省けます。
手間が省ける→時間が生まれる→余った時間を有意義に過ごせる。
時は金なり。
忙しい方であれば尚更、享受できる恩恵は大きいです。
申請に掛かる心理的ストレスを極限まで減らせる
役所に書類を取りに行かなきゃいけないのに会社をなかなか休めない・・・。
申請書の作成方法が分からないので窓口に問い合わせているが、回線が混んでいて全然つながらない・・・。
頑張って資料を集めたのに追加の資料請求が来た・・・。
申請したは良いけど、素人が作った書類で果たして許可が出るのだろうか・・・。
これらは全部心理的な負担となり、ストレスとなります。
行政書士に申請を依頼しても、全て丸投げできるわけではありません。
行政書士が対応できない書類の収集や、書類作成のためにプライベートな質問を多くされることになります。
しかしそれらを考慮しても、行政書士に依頼することで、大部分の事は彼ら任せ、あなたはストレスフリーで日常生活に集中することができます。
許可の可能性が上がる
行政書士は書類作成のプロです。
ビザ申請専門の行政書士に依頼するのは前提ですが、ビザ申請専門の行政書士はどのような書類を提出・収集すればよいか心得ています。
特に配偶者ビザの申請は、過去に偽装結婚も多発していたために審査が厳しい傾向にありまります。
信じがたいですが、正真正銘の夫婦であったとしても、申請書類でその信憑性が証明できなければ不許可になることもあるのです。
”経験と実績のある”ビザ申請専門の行政書士に依頼することにより、本来ならば許可になるであろう案件が不許可で終わるような不測の事態は避けれます。
また、過去に不許可になった事のあるような難しい案件でも、自分で調べながら申請するよりは許可率は上がるでしょう。
更新申請や永住申請など、許可のその後の事までアドバイスを受けることができる
これは依頼する行政書士事務所にもよるかと思うので、まずは許可後にもしっかりとアドバイスしてくれる専門家の人を見つけるべきです。
良い行政書士は、許可後の事もアドバイスしてくれるはずです。
更新申請は自分で出来るように必要書類をリストアップしてくれたり。
永住権が欲しければどのように日々を過ごしていった方が良いのかアドバイスをくれたり。
はたまた永住権を取得するより帰化の方が要件が厳しくないから帰化する提案をしてくれたり・・・。
良い行政書士(事務所)は許可後の相談も乗ってくれます。
そのような行政書士に出会えたら、当然それらはあなたにとって大きなメリットとなります。
行政書士に依頼するのが向いている人とは
以下、行政書士に依頼するのが向いている人をまとめました。
行政書士に依頼するのが向いている人
・仕事が忙しく、平日休みを取れない人
・書類作成や役所とのやり取りなどは面倒だから嫌いな人
・ビザが許可される確率を少しでも上げたい人
・日常生活のストレスを限りなく減らしたい人
・今後の事も見据えて、いつでも相談することのできるビザの専門家を見つけたい人
上記に当てはまる人は、行政書士を検討してる価値があるかもしれません。
行政書士選びのポイント
最後に、配偶者ビザの申請を行政書士に依頼しようと考えている人に向けて、行政書士の選びの5つのポイントを伝えます。
1.ビザ申請専門の行政書士か
これは行政書士選びで最も重要なポイントです。
配偶者ビザを行政書士に依頼する場合、ビザ申請専門の行政書士に依頼するのが基本となります。
行政書士のHPを見ると、多くの取り扱い業務の一つにビザ申請が含まれていることがありますが、そのような行政書士はおススメしません。
何故なら、そのような事務所は、ビザ申請を専門としている事務所と比べて、知識も実績も不足していることが多いからです。
もちろん全ての事務所がそうだとは言いませんが、その確率が非常に高いです。
例え知り合いに行政書士を紹介されたとしても、一度ホームページを確認してみて、その行政書士がなんでもやります的な行政書士であれば、再考してみた方が良いと思います。
2.独立した事務所を構えているか
行政書士の中には、自宅兼事務所で開業している人も多いです。
しかし、筆者は独立した行政書士事務所を構えている行政書士に申請を依頼することをオススメします。
なぜなら、僕が依頼する立場であれば必ずそうするから。
自宅兼事務所で営業している人は、開業間近の行政書士か、売上がそんなに立っていないことが多いです。
もちろん絶対と断言できることではありませんが、その他に比べその確立が高いという事です。
高いコストをかけて依頼するのであれば、実績のある事務所に依頼したいと思うのが当然です。
最低独立した事務所に依頼する事を心がけていれば、実績のない行政書士に当たるリスクを極力抑えられます。
3.レスポンスが早いか
これも非常に重要な要素の一つです
同業者である筆者の立場からしても、報酬を受けて仕事を依頼されているのにも関わらず、レスポンスが悪いのは論外だと思います。
それでは、どうやって依頼前に行政書士のレスポンスの早い遅いを見分けることができるのでしょうか。
それは、依頼前に無料相談を受けてみて判断すればよいです。
多くの事務所は依頼前の無料相談を行っていますので、その行政書士の技量を測る上でも是非とも活用するべきです。
4.申請手数料が明確・適正か
行政書士に依頼する場合、明朗会計の事務所に依頼しましょう。
出入国在留管理局から追加の資料提出依頼があったからと言って追加料金を請求したり、ホームページ記載の代行料金とかけ離れた見積りを出してくるところは要注意です。
正式に依頼する前は必ず見積り書を作成してもらい、トータルの金額を把握してから行動しましょう。
また、申請手数料が安すぎる事務所、高すぎる事務所にも注意が必要です。
過度に安い場合や高い場合、その料金設定をした裏には必ずそれ相応の理由があるはずです。
料金の安さだけで依頼を決めてしまうと、後で後悔することになるかもしれません。
5.コミュニケーション能力があるか
ビザの申請を行政書士に依頼する場合、ヒアリングの際や書類収集の際など、行政書士とコンタクトを持つ機会何かとは多いです。
そのため、行政書士にコミュニケーション能力が無いと、やり取りがストレスになってしまうようなことが起きてしまいます。
依頼してから後悔しないためにも、無料相談を駆使するなどして、依頼前に行政書士の人柄やコミュニケーション能力を確認しておくべきです。
行政書士選びの5つのポイントまとめ
①ビザ申請専門の行政書士か
②独立した事務所を構えているか
③レスポンスが早いか
④申請手数料が明確・適正か
⑤コミュニケーション能力があるか
まとめ
本記事では、配偶者ビザを自力で申請すべきか、行政書士に依頼すべきかを検討してきましたが、参考になりましたでしょうか。
自分でやる場合は多くの時間と手間がかかり、依頼する場合は安くないお金が掛かります。
今の自分の状況を考慮したうえでどちらがより良い選択か、この記事も是非参考にしながら検討してみてください。